即採用は零細企業なら
 普通だと思います。




面接で即採用って…

不安ですか?

零細企業…
従業員数が20人以下、
資本金1000万円程度の
規模なら、

正社員募集で、
面接で即採用っていうのは
普通だと思います。

あくまで、
ワタクシの経験ですけどね。

転職と新卒で
考え方というか、
印象がチョット違いますが…

ブラックか?
という心配もあるかと
思いますが、

これは、見る角度によって
変わってくると
思います。

まず、
零細企業って、
大企業に比べて
収益が低いんです。

資本金億単位、
従業員数が数百人規模の
中堅以上や大企業の
従業員の年収は、

零細企業のおおよそ倍です。

つまり、
零細企業に勤めると
大企業の年収の
半分くらいです。

これは、
国税庁のデータで明白ですし…

標本調査結果|統計情報|国税庁

イチバン上部に…
民間給料の実態調査結果
(全データ)(PDF/4,520KB)

っていうリンクがありますが、

それを見てくれると
一目瞭然です。

それが、世の中の現実。

あとは…
経営の用語でいう、
「従業員一人当たりの付加価値」
なんですけど、

零細企業って、
大企業の約半分なんです。

即ち、そこから拠出される
人件費は…?
って、いうことは、
お給料は…?

半分しかないってこと。

大企業は、
一人当たりの付加価値は
2000万くらい。
労働分配率45%だとすると…
人件費900万。
社会保険の会社負担分を引くと
従業員に渡せる額は…
だいたい年収720万円前後。

零細企業は、
一人当たりの付加価値は
800万円あれば、いいほう。
労働分配率50%だとすると…
人件費400万。
社会保険の会社負担分を引くと
従業員に渡せる額は…
だいたい年収340万円前後。

つまり、
零細企業であるということは
それだけで商売に弱いんです。

大企業は一人当たりの粗利
2000万円あたりの仕事を
主戦場とします。
それ以下は目もくれない。
っていうか、それ以下だと、
収益構造的に、
企業体を維持できない。

零細企業は、
大企業がやらない、
一人当たりの粗利が
1000万円前後の仕事が主戦場。
そこでしか勝負できない。
ってゆか、そこしか残ってない。

まともにやったって、
大企業に勝てない…
相手にならない。
競ったトコロで、
木っ端微塵に吹き飛ばされて
痕跡すら残せない。

大人数、大資本
屈強設備の大企業に
少人数、小資本
貧弱設備の零細が
かなうワケない。

竹槍の足軽なんかが
戦艦大和と戦えないのです。

中小零細企業は、
大企業がやらないような
収益が低くて、
誰も手をつけない
仕事をやっていくしかない…。

もしくは、
大企業の下請けとして、
買い叩かれて
生き延びるしかない。

そういう会社に属して、
なおかつ、
生きてくための標準的な
お給料を得ようと思ったら、

やっぱり、休日出勤は
当たり前だし、
サービス残業も発生するし
いわゆる、
ブラックっていわれるような
お給料にしか
ならないのです。

シビアなんですけど、
零細企業で、
血ヘド吐くまで働いても、
大企業で、
ハナクソほじって
居眠りしている社員さんに
給与面で勝てないのが
普通なのです。

普通なんですよ。
努力とか能力で
どうにかなるものではなく、
所属と立場…の違い。
なんつーか、身分の違い。

で、
それが、「即採用」と
どういう関係があるのか…?

お給料が安くて
少々、ブラック気味の会社って、
やっぱり、定着率が
悪いんですよ。

常に人手不足…。

「即採用」の理由…
明白ですよね?

あとは、
零細企業の社長さんなんですけど、

社長さんが直轄で
管理できるのは
だいたい従業員8人くらいです。

だいたい
粗利益7000万円くらいが
限界…。
一人当たりの付加価値が
800万円だとすると…
トータルで9人くらいでしょうか?

従業員20人だとすると、
社長さんの他に、
もう一人、ないし、二人…
幹部がいるくらいの規模かな…

これくらいの規模だと、
社長さんの決断も
早いです。

早いっていうか、
社長さん以外は
意思決定できる人材…
っていうか、
経営の舵取りできる幹部が
いません。

だから、社長一人の判断で
即採用の
決断になるんです。

つまり、
「即採用」の会社が
ブラックっていうワケじゃなく、

そういう経営スピードの企業は
零細企業が多く、

零細企業って、
根本的にお給料が低く、

待遇が良くはない…

世間一般でいう、
ブラックっていう
印象を受けやすいだけ。

企業自体は、
まじめに事業をしてるんです。
社長の決断スピードが
早いから、
生き残ってこれたんです。

ただ、大企業に比べると
商売に、カナリ不利で、

大企業に
採用されないような人材
を束ねていくしかないから
なおさら、収益が低いってだけ
なんです。

大企業が
採用しない人しか
余ってない現実の中で、
零細企業は経営して
いかなくてはならない…

仕事と同様、
人材も、大企業に
根こそぎ持っていかれてます。

零細企業の社長さんは、
そういう現実を
突きつけられて

応募してくれたら
逃さす採用するしかない。
…という結論に達せざるえない。

悲しいかな、
これが現実。

残念ながら、
「即採用」は…
ブラック気味の会社に
現れる傾向として、
代表的なものであるという
現実は、たしかにあるんですが…

根本的なトコロでは、
ブラックかどうかの
基準は、「即採用」が
どうのこうのではなく、

その会社の収益構造、
「一人当たりの付加価値」を
よく吟味すれば
いいだけなのです。

その数字で
お給料の額が逆算できるのです。

その会社の
取引先は?
下請けなの?
取引先の数、分散規模は?
売上規模は?
一人当たりの付加価値は?
労働分配率は?

ブラックかどうかを
気にするんだったら、
それらの数字を
吟味することですね。

その会社の
一人当たりの付加価値が
1000万円以上ないと、
年収400万円以上には
どうやってもならないんです。

気持ちや道義の問題ではなく
数字の問題なのです。